数式エディタ

私のFml2TeXサービスをブログや掲示板で使用するためには、imgタグやWikiタグを全て、
手で書かなくてはならないし、ちゃんと思った式として表示されるか、確認がわずらわしいので
「数式エディタ」http://www.geocities.jp/rhcpf907/kafukaediter/
を作りました。

この 数式エディタ は、Fml2TeXの形式
つまり、∫や∂などの全角混じりの「文字の数式」を入力すれば、あとは1タッチで表示や、
imgタグや Wikiタグが付加されたものが、クリップボードに入れられます。
また、TeX形式でも得ることもできます。

尚、Fml2TeXサービス とは、、、
  ブログや掲示板に置かれた∫や∂などの全角混じりの「文字の数式」を画像表示するための
  CGIサービスで、  どなたでも利用できます。(ただし無保証)
  このサービスを利用すれば、一々、LaTeXエディタや数式エディタを使わずに数式が書け、
  その上、Gif変換を必要としないため、一旦Upしたブログや掲示板の記事に表示された数式の
  訂正も容易です。  (数式はタグの中の文字列ですから)
  もちろん、TeXの記述もそのまま書けますので、TeXに詳しい方は、より美しく、
  数式の表示ができます。
  現在、Yahoo、Hatena、Goo、Libdoor、Ameba、Cocolog、Biglobe(Webry)の各ブログでの
  動作が確認済みです。
  詳しくは、http://blogs.yahoo.co.jp/kafukanoochan/62474900.html

で、このFml2TeX 用数式エディタですが、
今回、Maxima数式、OpenOffice数式を、Fml2TeXの形式に変換する機能を追加しました。
また、Fml2TeX形式は、TeX文法と互換が一応あるのですが、数式の先頭に ¥TeX を付加することで、
完全互換をとるようにしました。
(¥TeXがあると、www.forkosh.dreamhost.com/mimetex.cgi を呼び出すわけです)
今は、Maxima数式、OpenOffice数式を、Fml2TeXの形式に変換する一方通行なので、
逆に、
Fml2TeX形式から、OpenOffice数式、Maxima数式 への逆変換の機能も付ける予定です。

数式表示CGIサービス(Fml2TeX)のご案内

このサービスは、TeXを知らなくても、全角記号の∫や∂で書いた数式を表示するためのサービスです。
以下のサンプルのように、CGI呼び出しに「数式」を入れるだけで、OKです。
数式は、TeXでもそのまま書けます(HTML文法と かち合わない範囲で)

これのメリットは、、、
一々、ブログ記事を書くとき、直接 式を打てるので、gif等に変換して、UpLoad しなくても済むし、訂正するのも、書いた式を直せばいいだけです。
また、
Web数式エディタ(例えば http://www.codecogs.com
http://www.codecogs.com/components/equationeditor/equationeditor.php
と比べて、
ブログ本文の作成と数式エディタを往ったり来たりせねばならず、その毎に、思考が中断されます。
で、イラがきて、partialとか、直接 打ちたくなります。
だったら、初めから∂と打てればいい、というわけです。
もちろん、全角の∫とか∂を使わず、TeX文法で直接書くこともできます。
直接書く場合の文法は、以下を参考にして下さい(mimetex.cgi互換)
http://meta.wikimedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%97:%E6%95%B0%E5%BC%8F%E3%81%AE%E6%9B%B8%E3%81%8D%E6%96%B9

サンプル:
<img src="http://rhcpf907.ec-net.jp/fml2tex/?式 F(k)=∫_{-∞}^{+∞}f(x)e^{-ikx}dx" >

<img src="http://rhcpf907.ec-net.jp/fml2tex/?式 {∂^2f(x)/∂x^2}=f”(x)=0" >

<img src="http://rhcpf907.ec-net.jp/fml2tex/?式 \begin{pmatrix} 1 & 2 & 3 \\ 0 & 1 & 0 \\ 0 & 0 & -1 \end{pmatrix}=\begin{pmatrix} 1 & 0 & 0 \\ 2 & 1 & 0 \\ 3 & 0 & -1 \end{pmatrix}^†" >

尚、上記のCGI呼び出しを生成するWebツールもあります。
http://www.geocities.jp/rhcpf907/kafukaediter/
このツールを使えば、HTML文法と かち合わないよう、自動的に変換されます。

ここから数学(超準解析もどき)

時間tの関数f(t) を考えます。距離x=f(t) とします。
短いΔt時間に進んだ距離をΔxとします。

Δt→0では、Δx→0で x+Δxは →x です。
( =x ではありません)
これは、Δx→0で x+Δx=x+dx と書けます。
( =x であれば、こうは書けない)
同様に、
Δt→0で t+Δtは →t です。
( =t ではありません)
これは、Δt→0で t+Δt=t+dt と書けます。
で、
dx÷dt={(x+dx)ーx} ÷ dt ={f(t+dt)ーf(t)} ÷ dt

また、x=f(t) なので、
Δ{f(t)}→0で f(t)+Δ{f(t)}は →f(t) です。
これは、Δ{f(t)}→0で f(t)+Δ{f(t)}=f(t)+d f(t) と書けます。
したがって、dx÷dtは、

 \frac{d f _{ \left(x\right) } }{dt}

と表せます。
これが、微分です。(めっちゃわかりやすいけど、妖しいなぁ)

超準解析については、おいおい勉強して行きます(上は、生病法です)


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時速60Kmの車は、、、

1分間に1Km、1秒では、16.6666、、、m 進みます。
1ミリ秒では、16.6666、、、mm 進みます。
以上は、すべて同じ意味

       時速60Km を表します。

仮に走った距離と時間から計算しようとすると、
例えば、  1分間に1Km だったら、

      1Km÷1分=60Km÷1時間=60Km/h

とうことです。
実際の運転を考えると、加速・減速があります。
1分間に1Km だったとしても

      そのうち 500mを20秒で走り     (時速90キロ!!)
      残り、  500mは40秒だったとしても、

白バイは、許してくれません。
「私は、ちゃんと1分間に1Km=時速60Kmで走ってます!!」というのは、事実です。
もっと言えば、6秒間(1秒では、16.6666、、、m)=100m を、

      そのうち 50mを2秒で走り      (時速90キロは同じ)
      残り、  50mは4秒だったとしても、

「まだ、2秒しか走ってません!!」といっても、白バイは、許してくれません。

白バイは、どんなに時間が短くても、許してくれません。
(その原理は、ドップラー効果で、、、、は、省略)

「語りえないことについては人は沈黙せねばならない」

ということでしょうが、

     数学にも「語りえないこと」がある

のは、数学万能と思っていた僕には驚きです。
(沈黙せねばならない」のは、おまえの方だ! と言われそうですね)

ゼノンの矢は2ヶ所にいる

僕は、子供のころ、ゼノンのパラドックスの1つ

「矢は、どの時点でも1点にいる、したがって運動というものは存在しない」

を知ってから、ず〜と悩んでいました。
微分がわかっても(dx/dtが確実な値をもつこと)
何の解決にもなりません。
「xにいるか、x+Δxにいるかの、どちらか」で、
これは、LimΔx→0 でも同じですから。

悩みが解けたのは、15年くらい前の「サイエンス」の数学の記事
にあったからです。そこには、
「xに矢がいる時、x+dxに矢がいるかどうか、数学では言及できない」とありました。

僕は「運動が存在するともしないとも、数学では言及できない」
と解釈しました。
もちろん、物理では、何の困難もありません。

このパラドックスを「数学だけで」解決してみます。
これを、
LimΔx→0「xに矢がいる時、x−Δxに矢がいるのか、いないのか?」
とします。
(x−Δx)=αx と置きます。
αは、
       0.9999999、、、 (9がN個)
で、
LimN→∞「xに矢がいる時、αxに矢がいるのか、いないのか?」
これは、当然「いる」です。
何故なら、
       LimN→∞ 10α−α=9α=9
       ∴ α=1

「xに矢がいる時、1xに矢がいるのか、いないのか?」は「いる」ですよね。

したがって、上記を置き直すと、
LimΔx→0「xに矢がいる時、x−Δxに矢がいるのか、いないのか?」
は、、 
       「いる」

です(結論が変わるわけないので)
なんと、

       矢は、xとx−dxの2ヶ所にいる

のです。
尚、LimΔx→0 と Δx=0 をごっちゃにしないように。
同じだったら、dy/dx が

       0/0 になります。

この「違いのわかる男」なら、
「矢は、xとx−dxの2ヶ所にいる」を納得すると思います。
しかし、
       これは、矛盾です。

矢を代表する1点を考えると、この点が、2ヶ所の位置を占めることになるからです。
矛盾としないためには、「x−dxは、実在の点でないので言及しない」
というのが「数学的立場」ということになります。

この命題は、
LimΔx→0「連続的に移動しているx軸上の点がx1にある場合、x1+Δxにはない」A
LimΔx→0「連続的に移動しているx軸上の点がx1にある場合、x1+Δxにもある」B
で、Aは、0.99999、、、が1である限り否定されます。
Bは、

       言及できない=数学の範疇にない

として、数学から追い出してしまうしかない。
というのが結論です。

まず「運動量」の説明 (先は長〜いなぁ)

その前に「速度」とか「座標」から

そもそも、嫁さんは、速さ ということが、わかっていません。
(何で大学に入れたか、わかりません)
時速80Kmで、白バイにつかまって、

    私は、まだ 80Kmも走ってない!!

と言いそうです。
で、時速80Kmでの時間と位置の図を書きました(図は省略します)
その図から、傾き→微分なのですが、

xがtの関数の場合 (例えば、x=80Km/h・t)

tからΔtだけ時間がたった時のxを、x+Δx と置くと、

xの傾きは、(x+Δx)-(x)/Δt=Δx/Δt で、これの極限を、xの(tでの)微分というわけです。
数学的には、
Lim _{\Delta t \rightarrow 0} \frac{ \Delta x}{ \Delta t} = \frac{dx}{dt}
です。
上記の例では、
x=80Km・t
(x+Δx)=80Km(t+Δt)
∴(x+Δx)-(x)/Δt=(80Km(t+Δt)ー80Km・t)/Δt

  =80Km (Δtの値に関係ないことに注意)

微分については、Dirac11様がよい記事を書いておられます。
http://blogs.yahoo.co.jp/dirac11/42309141.html
補足すると、Δt→0 の極限というのは、Δt=0 のことではなく、

      LimΔt→0 での「確実な値」で近似値ではない

ということです。
これは、上記の図の「位置の線」が、少々うねっていても「傾き」は「確実な値」が存在する
ことで、理解してもらえるはずなんですが、、、

で「座標」
位置を「確実に表すため」には、東西の数直線、南北の、上下の、それと時刻の数直線
が必要です。
これを、「座標軸」といい、その値を「座標」という
と言ったら、

      宇宙空間は曲がっているので「数直線」ではない

なんて言い出しました。
僕は、「相対論は知らんから」と言って逃げましたが、

      宇宙空間に「座標軸」は、無数に引けるから「1つだけ=x,y,z,tだけ」を
      考えるのは、おかしい

と、また屁理屈です。
これは、

      無数に引けるは、1本も引けないこと ではない。
      
と、屁理屈で応酬。
1組だけ引けば、他のやつは、平行移動と回転で、表せるわけです。
ローレンツ変換なんて、僕は知らんからね)

で、やっと「運動量」
速度はベクトルである ということは、後まわし。
(でも、ベクトルはちゃんと教えます。そもそも「状態ベクトル」をやるには、、、)

ここで、難問
力、運動量、運動エネルギーの違いを、言わんといかんなぁ

さっきの図を持ち出して、

運動量は、質量x(位置の線の傾き≡速度)
m \frac{dx}{dt}
力は、質量x(速度の線の傾き)
m \frac{d}{dt}  \frac{dx}{dt} =m \frac{d ^{2} x}{dt ^{2} }
運動量は、力のtでの積分ですから、それから言うと。
運動エネルギーは、運動量の積分のようですが、そうではないので、さっきの図ではダメです

運動エネルギーは、力のxでの積分です。
 \int_{}^{} dx m \frac{d ^{2} x}{dt^{2}}  これをdx/dtをvと置くと、= \int_{}^{} m \frac{dv}{dt} dx= \int_{}^{} dv mv= \frac{1}{2} mv ^{2}
感じとして、

      運動量は、「速さ」x「重さ」 (1tの車の100Km/hと10tのブルの10Kmは同じ)
      運動エネルギーは、ガソリンの消費量

です。
でも、ガソリンの消費量が、「運動」エネルギーというのが、何か引っかかります。
(嫁さんは、気づきませんでしたが、、、)
単位は合ってますし、1Lで1tの車を5Km動かす「エネルギー」でいいのですが、

      それを「運動」エネルギーというのは、何か変なような気が、、、

あっ、ガソリンが燃焼した熱エネルギーが、運動のエネルギーに変わったわけですね(納得)

今日は、ここまで。
次は、「位置」を含めて「ベクトル」について。

尚、p演算子の説明が必要になった時点で、この記事を「微分」の形で復習するつもりです。


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